いつの日かのお昼ごはん【あべ食堂】

会津という地には、日本三大ラーメンに数えられる「喜多方ラーメン」がある。

日本三大ラーメンは他に「札幌ラーメン」の味噌、「博多ラーメン」の豚骨が有名だ。

その中の喜多方ラーメンは、中太ちぢれの麺を用いた醤油ラーメンが基本となる。

会津在住の筆者はそんな喜多方ラーメンがどうしても食べたくて、寒空の中で風も強く地吹雪が酷い日だったが、喜多方市にあるここ「あべ食堂」でお昼ごはんを頂くためにやってきたのだった。

昔ながらの店構えだ

あべ食堂ってどこ?

福島県喜多方市内にあり、商店街から行く狭い道幅の一方通行の道路沿いにあるお店だ。

前述の日本三大ラーメンに数えられる地域だけに、上の地図のこの範囲だけでもラーメン店が非常に密集している。

この周辺で特に有名なのが「坂内食堂 本店」と「まこと食堂」だ。この2店舗は行楽シーズンになると長蛇の列を形成する超有名店で、そのまこと食堂で修業をした店主が出したお店が「あべ食堂」である。

中華そば(大盛)

あべ食堂のメニュー 非常にシンプルだ

筆者はこのあべ食堂に通って早17年になる。「中華そば」か「チャーシューメン」の2つに大盛りの違いしかないシンプルなメニューであるが、私はいつも

「(中華そば)大盛りで脂っこくしょっぱく」

と注文している。

「脂っこく」というのは背油を多く入れてほしいという意味で、「しょっぱく」というのは味付けを濃くしてほしいという意味になる。

非常に体に悪そうな注文だが、この注文を17年間しても体に異常は無いので大丈夫だろう。

それ以外にも「麺固め/柔らかめ」「ネギ多め」「味薄目」「油少な目」なんかも出来る。

さて、先ほどの注文でやってくるラーメンはこちらになる。

中華そば(大盛)脂っこくしょっぱく

スープ表面に浮かぶ多くの背油は人によっては好みが分かれるものだろうが、通常の中華そばはかなりマイルドなので安心してほしい。

スープの出汁は豚骨と煮干しのブレンドで、麺は中太ちぢれ。チャーシューは薄切りで、喜多方ラーメンとしてはスタンダードな作りのラーメンとなっている。

作りはシンプルだが飽きの来ない非常に完成度の高いラーメンだ。リピート客も多く筆者もその一人で、伊達に17年間は通っていない。

語彙力の無い筆者には「美味しい」以上の誉め言葉は出てこないが、本当においしいのでお近くをお通りの際は是非とも訪れてほしい名店だ。

おわり

記事を書きながら思っていたことは、

ラーメン食べたい!!!

に尽きる。お腹が減ってきた。

お昼ごはんという事で今回は喜多方市にあるあべ食堂のラーメンをご紹介したが、実はこのあべ食堂は朝ラーという朝からラーメンが食べられるお店でもある。

朝からラーメン・・・、と思うかもしれないが、喜多方市ではとてもポピュラーな朝食風景だ。あべ食堂以外でも多くの店舗で朝ラーが頂ける。

筆者も多くの朝ラーをこのあべ食堂で食べたが、朝と昼ではスープの煮込み具合が違ってお昼に食べるのとはまた違った顔を見せてくれる。それがまた美味しいんだなコレが。

というわけで今回のお昼ごはんの紹介は以上になるが、お昼ごはんと称しつつ多分ラーメンばかり食べると思うのでそこはご愛敬という事で許してほしい。