ダイソーで買ったスマホ用拡張レンズの話
ダイソーというお店をご存じだろうか。
そう、100円ショップで名を馳せ、最近は1000円超えの商品まで置くようになった、あのダイソーである。
そんなダイソーで気になった商品があったので、そちらの商品レビュー記事になる。
スマートフォンレンズセット
こちらの商品、レンズの拡張セットで魚眼やマクロ、広角撮影ができるレンズセットである。
最新のスマートフォンであれば広角撮影はともかく、魚眼やマクロ撮影というのはレンズに依存するため、スマートフォンにおいて魚眼やマクロ撮影というのはおいそれとできるものではない。
そんな撮影が、なんとたったの100円で可能にしてしまう。
こんなものがダイソーに置いてあるとは思わなかったし、まさか100円とは思いもよらなかった。
気になった人は買ってみよう。また、お近くのダイソー置いてなかった人はダイソーのオンラインショップでも買える様なので要チェックだ。
外装や中身をチェック
画像の通りという感じで、特筆すべきことは無い。
あえて言えば、スマホが当たる部分にはクッションが仕込んであるためスマホが傷つくことは無さそうだ。
今回使用するスマートフォン
今回撮影に用いたスマホは、筆者がプライベートで使用しているASUS Zenfone5ZとSONY XperiaAceになる。
今回撮影したものは、一つ前の記事で紹介したイワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBのハードカバーを撮影してみた。
今となってはどちらも古い機種ではあるが、当時のハイエンド機種であるZenfone5Zの方がより元の色味に近い撮影ができている。XperiaAceの方はコントラストが明るい。
今回はこれを基準として、ダイソーのレンズで撮影した結果を見ていこう。
魚眼レンズ
いかがだろうか。
パッケージの撮影みたいに撮れるのを想像していたら、黒い円形の縁が出来てしまった。
調べてみると、こういった円形の撮影になるものを円周魚眼と呼ぶようだ。
パッケージのような撮り方は対角魚眼と呼ぶそうで。
対角魚眼をイメージしていたので、なんだかモヤる。
ただ、そもそもこういった対象物メインに撮影するレンズではない気がするので、まぁ雰囲気だけでも伝わればいいのか。
広角レンズ
どちらの写真にもダイソーレンズの縁が入り込んでしまっている。XperiaAceの方がまだマシか。
Zenfone5Zには広角モードで撮影できる機能があるため、そちらも併せて撮影してみた。
レンズでがっつりと広角化している為か、撮影出来ている範囲は流石にレンズに負ける。
だが広角モードでも必要十分な撮影範囲なので、縁の映り込みを考えたら広角モードで良い気がする。またプログラム的に遠景の歪みを抑えているおかげで、広角モードは歪みが少ない。
マクロレンズ
マクロレンズの結果の前に、2台のスマホで取れる一番近い撮影をベンチマークとして撮影した。
次はマクロレンズを使用した際の結果を見よう。
意外な事に、どちらの撮影も同程度まで近づいて撮影することが出来た。
XperiaAceの方が全体的にボケがかってはいるものの、見れないことは無い。
Zenfone5Zは中央部分はハッキリと映っているが、周囲がボケてしまっている。
今までのレンズの中ではまだマシな撮影結果ではなかろうか。
おまけ
パッケージ右下にある広角レンズ見本で、自撮り撮影をしているのを思い出したので、インカメラに広角カメラを設置して撮影してみた。
はたしてこんなに広く撮影できるだろうか。
今回のインカメ撮影はXperiaAceのみで行った。
確かに広角にはなっている。
広角にはなっているものの、ダイソーレンズの縁がデカすぎて映画『007』のOPの時のようになっている。(参考)
これじゃ流石に使えない。この時点でZenfone5Zの撮影は諦めた。おまけという事で許してほしい。
おわり
撮影結果はいかがだったろうか。
思うことはいろいろあるが、100円でこの撮影品質と考えた時に納得できるかどうか。
個人的には100円でこの記事が書けたので、まぁいいかなと思う。
費用対効果的にマクロレンズが辛うじて使えるくらいなので、そこに魅力を感じれば・・・。
あと思い返すと、最近のスマートフォンは複眼カメラが主流である。
カメラごとに機能があり、それらが相互的に作用して綺麗な撮影が出来るので、そういったスマートフォンをお持ちの方は必然的に使えない商品になってしまう。
そういった意味でもなかなか難しい商品かもしれない。
そんな訳で、単眼カメラのスマートフォンをお持ちの方で写真撮影が好きな方は、普段の写真とは一味違う撮影ができると思うので、気まぐれに買ってみてもいいかもしれない。